地域の農業を発展させたり、組合員の生活改善と向上を図るのがJAの役割です。

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JA(農協)の役割

農家の大半はJA(農協)の組合員になっていて、2015年度現在で全国に1,037万人の組合員がいます。
農家は基本的に個人経営をしていて、福利厚生がなくて近隣の農家と同じような業務をこなしています。

 

そこで農協は出荷用のダンボール、肥料、苗など農業に必要なものを共同購入したり、出荷を一括して行うなどして農家の業務を効率化しています。
ほかにも農業指導、銀行(共済)の運営を行い、農家の資金管理や福利厚生に一役買っている存在です。

 

 

農協の恩恵は大きい

農家の夫婦

農協は組合員から会費を徴収していますし、農協の用意するダンボールや出荷業務は高額で負担が大きいと不満を口にする意見もあります。

 

しかし、農家にとって農協はなくてはならない存在です。
一部のサービスや手数料に不満を口にする人がいても、地元から農協がなくなってしまうこと困ることを理由に農協を使い続けている農家が多いです。
農協のサービスと農家の受ける恩恵の一例をご覧ください。

 

ガソリンスタンド

農家は郊外にあることが多く、農業機会や軽トラなどガソリンが必要です。
農協はガソリンスタンドの運営を行っていて、一部では農家しか利用しないような立地で赤字運営していることもあります。
農協のガソリンスタンドがなくなれば、往復1時間以上かけて給油しにいかないといけない立地のところもあります。

 

整備工場

大きい農業地域には農協の運営する整備工場があります。
軽トラック、トラクターなどの農業機会、自家用車の整備を幅広く扱っていて、ディーラーよりも安い料金で対応しています。
近くに農機具まで扱える工場があることで機械トラブル時にも仕事への影響を最小限に抑えています。

 

直売所の運営

農協の運営する共同直売所では集客力が高くて、安さだけではなく新鮮さを理由に買いに来る客が多いです。
農協経由で市場へ出荷すると利幅は落ちますが、農協の行っているサービスを幅広く活用することで利幅を高めることができます。

 

近隣農家との交流

農協の主催する忘年会、新年会や農作物の切り替え時期に行う農協主催の旅行など、近隣の農家との交流を深める役割も担っています。
農家は近隣の農家と挨拶はするけど、普段は世間話をしないことが多いですし、ライバル意識を持ちやすい業種です。
農協が架け橋になって親睦を深めることで情報交換が活発になり、結果的にその地域の品質向上にも繋がっています。

 

特定の農家が仕切ってとりまとめようとすると派閥ができるなど問題が多いですが、農協による中立な立場の運営による交流サービスは雰囲気が良いと評判です。

 

 

農協を使わない若手農家も増えている

若者の農業起業では農協を使わない事例が増えています。
自ら営業をして飲食店と契約したり、珍しい野菜をネット通販で売る手法などです。

 

Amazonの普及によって、個別に必要な肥料を注文するのも安価にできるように変わってきて、農協を使わない農業ビジネスは確立しつつあります。

 

ただし、農協に入らないと近隣の農家と壁を感じるなど弊害もありますし、農協未加入者が増えれば赤字経営のガソリンスタンドや整備向上が姿を消す可能性が増えます。
時代の流れを上手に活用した若手農家が増えることで農協もサービス向上に努めて、今後はさらに魅力的なサービスを提供するように変わることを求められています。

 

農業ベンチャーとは